プロペシア

1990年代前半にfinasteride(前立腺治療薬)錠剤タイプには抜け毛を防ぐ「副作用」があると発見されました
。 大規模な臨床実験の結果、投与量が前立腺治療に使用する1/5すなわち1mg量でさえ、
finasterideタブレットで男性型脱毛症の抜け毛防止効果と、髪の再成長がある
ことが判りました。 
1994年に、Panagotacos博士は自分でfinasterideを使用し始めました。 米国食
品医薬品局(FDA)は男性型抜け毛治療薬してfinasterideを承認しました、1998年
にブランド名propeciaプロペシアとして。プロペシアの 開発製造メーカーはメ
ルク社です。現在までにFDAが承認した男性型脱毛症治療薬は、Rogaineロゲインプロペシアだけです。
男性型脱毛症が生じる原因としては、男性ホルモンが酵素によって強力なホルモンに
変化し、この物質が毛根に作用して毛髪成長阻害を引き起こすというものが有力ですが、
プロペシアは、男性ホルモンに働く酵素の作用を阻害する事で発毛を促そうするものです。
ただし、その酵素は二つの遺伝的種類があり、その一方にのみ有効といわれています。


プロペシア使用上の注意

男性専用で女性は服用できません。特に、妊娠中、妊娠の可能性のある女性は絶対に服用しては
いけませんし、錠剤に接触することも控えるべきです。錠剤はコーティングされていますので、通常は
触っても問題ありませんが、妊娠中、妊娠の可能性のある女性は、割れていたりしてコーティングが剥がれている部分に触ってはいけません。
finasterideは、妊娠中の女性が経口あるいは皮膚等から摂取しますと、男性胎児の性器成長に異常をもたらす恐れがあります。